離婚を考えている夫婦の一方または双方が自衛官である場合、一般的な方々の離婚とは異なって法律的に考えなければならない特有の問題があります。北海道は自衛隊の基地が多くあるため、当事務所は自衛官の離婚相談を多く受け付けています。これらの経験から、自衛官の離婚相談にあたっての注意事項を解説します。
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自衛官の離婚相談の財産分与
自衛官は国家公務員として、収入と地位が安定しており、退職金も保障されています。さらに、海上自衛隊や航空自衛隊に勤務する自衛官の場合、各種手当が給与に上乗せされるため、一般的に収入が多くなる傾向にあります。
この点、財産分与は夫婦の婚姻期間中に積み上げた財産を原則として２分の１とするものです。預貯金、自動車、不動産以外にも、未支給の退職金についても、近い将来に退職金を受け取ることが確実な場合には退職金も財産分与の対象となります。
年金分割
自衛官は国家公務員ですから、厚生年金（平成２７年１０月以前は共済年金となります）は年金分割の対象となります。
夫婦の一方または双方が自衛官の離婚相談における弁護士の選び方
このように、夫婦の一方または双方が自衛官の場合は、一般的な方々の離婚相談とは異なった配慮が必要であり、自衛官の離婚相談を取り扱った経験のある弁護士に相談すべきです。当事務所の弁護士は、多くの自衛官がかかわる離婚問題において、特に女性（妻）側からの離婚事件を多く受任し解決してきた実績を有しています。夫が自衛官の離婚相談については、当事務所の法律相談をご利用ください。
