離婚の法律相談時に準備すべき3つのこと

〇現在離婚を考えていて弁護士に相談したいけどどうすればいいかわからない

〇弁護士に相談するには何を持っていけばいいの?

〇なにも準備せずに弁護士に法律相談してもいい?

 

実は、何も準備せずに弁護士に法律相談に行くのと、きちんと準備したうえで受ける法律相談は、弁護士から得られるフィードバックやアドバイスの量と質は驚くほど異なります。

今日は、短い時間で効率の良いアドバイスを受けるために、離婚の法律相談をする際に準備しておくべき3つのことを紹介します。

 

【離婚の法律相談時に準備すべきこと】

①メモに事実関係を時系列で記載する

②証拠を準備して持っていく

③「自分が何を知りたいか」を整理する

 

①メモに事実関係を時系列で記載する

まずは、あなたの婚姻履歴を時系列で記載するメモがあると、法律相談はとてもスムーズに進みます。

その際、5W1H(誰が、誰と、何を、いつ、どこで、どうしたか)を意識してメモを作るとわかりやすいので参考にしてください。

記載例

H26.3    交際開始
H28.5    結婚
H29.10  第一子誕生
H30.4       マイホーム購入(ローンは夫名義:2800万円)
R2.4          夫の浮気が発覚

弁護士は、あなたの経験してきた結婚生活を初めて聞くことになります。

その際、時系列のメモでどのような経緯で法律相談に至ったかがわかると、とても法律相談がスムーズに進みます。

これがなければ、いつ、何があったかを最初から弁護士が確かめなければならず、貴重な法律相談の時間を無駄にしてしまうことになります。

時系列で婚姻生活を整理することは、あなたの気持ちを整理することにもつながります。

ぜひ、法律相談の前にはメモ書きで構いませんので、時系列であなたの婚姻生活をまとめてください。

 

②証拠を準備して持っていく

2つ目に重要なことは、もしあなたの主張(浮気が疑われる、生活費を浪費している、モラハラ)がある場合、これを裏付ける証拠があればどのようなものでも直接法律相談時にもっていってください。

弁護士は、証拠をもとにあなたの権利を実現することができるかどうか(離婚できるか、親権をとれるか、財産分与・養育費をいくらもらえるか)を考えます。

そのため、証拠があればあるほど、確かなアドバイスを行うことができるのです。

時系列のメモに加えて証拠も整理されていると、初めての法律相談でも最終的にどうなるか、というところまでアドバイスすることも可能な場合があります。

時系列メモと証拠はとても重要、これは押さえていただければと思います。

 

③「自分が何を知りたいか」を整理する

最後に、時系列メモと証拠だけで事前準備としては十分なのですが、法律相談前に自分が今回の法律相談で何を知りたいかと整理しておくと聞き漏らしがなくなります。

限られた時間での相談だと知りたいことがたくさんあるはずです。

法律相談が終わった後にこれも聞きたかった、あれも聞きたかったというのはよくあることです。

そのため、法律相談で聞きたいことを事前に整理しておくと、質問漏らしがないので効率的です。

 

以上のとおり、今回はこれから離婚の法律相談を予定している方が準備すべきことをまとめました。

もちろん、これらの準備がなくても問題ありませんが、1回の法律相談でより効果的なアドバイスをもらうために、ぜひ参考にしてください。

当事務所では、離婚・男女問題に強い女性弁護士が札幌市民・北海道民の皆さまの法律相談に応じています。

法律相談は事前予約制となっておりますので、電話(011-281-4511)、WEBフォームから受け付けております。

お困りの方は是非ご相談ください。

 

※法律相談は30分5500円ですのでご了承ください(女性の場合は1時間5500円)。

 

 

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