モラハラと自己愛性人格障害について

配偶者からのモラハラで悩んでいる方は少なくありません。

何気ないところで激昂する…

一度怒り出すと何時間も罵倒・説教が続く…

一般常識から離れたマイルールで家庭内がコントロールされる…

ことあるごとにパートナーや子供をバカにした小言や嫌味を浴びせられる…

私物やスマホを勝手に盗み見られる…

 

これらの行為はすべて、モラル・ハラスメント(夫婦間における精神的DV)と言えます。

モラハラの被害者は、夫婦である以上、我慢するのが当然だと考えたり、言い返すと生活費を入れてもらえなくなるという恐怖から、モラハラ加害者の言いなりになってしまうことがよくあります。

また、モラハラ加害者は異様に弁が立つため、話し合いをしても建設的な会話にならなかったり、加害者であるのに被害者であるかのようなふるまいを始めることもよくあることです。

 

このような配偶者のモラハラの背後には、配偶者自身がパーソナリティ障害(特に、自己愛性人格障害)を抱えていることが少なくありません。

自己愛性パーソナリティ障害を持つ者は、自分の能力を過大評価し、自分の業績を誇張し、他者の能力を過小評価する傾向があるものとされます。

そして、自己愛性パーソナリティ障害と診断するには、自分の重要性と才能についての誇大な、根拠のない感覚、無条件に賞賛されたいという欲求、特権意識などを持っているかどうかで判断します。

※MSDマニュアル家庭版より。

 

しかし、ここで難しいのは、自己愛性人格障害を持つ者は「内」と「外」で顔色を使い分ける、という点です。

つまり、外向きでは良い顔をし、良き配偶者を演じるため、医師の前で本当の自分を見せることはありませんし、モラハラ加害者は自分は普通の人より優れていると考えていますから、そもそも病院へ連れて行くこと自体が難しいのです。

 

このようなモラハラ加害者と閉鎖的な家庭という空間で生活していると、被害者の精神が蝕まれてしまいます。

モラハラは、暴力などのDVとは違って、配偶者による目に見えない虐待です。

当事務所は、モラハラ離婚で多くの事案解決を重ねてきた実績があります。

証拠の集め方や別居の始め方など、モラハラ離婚については経験のある弁護士のサポートのもとで対応することで、少しでもより良い解決へ向かいます。

で悩んでいる方は、心が壊れる前に、一度、弁護士に相談することをお勧めします。

 

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