慰謝料を請求する流れ

  • 「慰謝料を請求することを決めたがどういった流れで解決するのか…」
  • 「不倫による慰謝料を請求してから解決までどれだけの時間かかるの?」
  • 「浮気の慰謝料請求の場合、弁護士に相談して依頼するまでどう進むのか?」

ここでは、夫が浮気・不倫をしていた場合に、弁護士に慰謝料請求を依頼してから解決するまでの流れを説明します。

なお、ご自分で慰謝料請求を行う場合には、弁護士が行う部分をご自分で全て行うことになります。

 

ステップ1 慰謝料請求するための証拠集めと請求できる条件の確認

夫の浮気・不倫による慰謝料を請求するには、浮気が法律上の慰謝料支払責任を発生させる不貞行為に該当する必要があります。夫との形式的な婚姻関係が続いていた場合でも実質的に破綻していた場合や、浮気を知ってから既に3年以上が経過している場合は、消滅時効によって請求できない場合があります。

そのため、まずはあなたの場合に浮気相手や夫に慰謝料を請求できるかどうかを法律的に検討しなければなりません。

そして、浮気していることが確実に疑われて慰謝料を請求できる場合でも、浮気を客観的に証明できる状態に準備しておく必要があります。なぜなら、浮気当事者は証拠がなければ否定してくる場合がほとんどです。そのため、「請求する前に」浮気を証明する確実な証拠をつかんでおく必要があるのです。なお、証拠には興信所の報告書、ライン、浮気を認めた夫の会話のレコーダーなどがあります。どのような証拠が有効かは不倫慰謝料に強い弁護士に事前に相談することをお薦めします。

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ステップ2 弁護士を通じた書面による慰謝料請求

慰謝料請求するための要件が認められて、これを証明できる段階となって、実際に相手に慰謝料請求を行っていくことになります。

この場合、まず重要なことは浮気相手の氏名、住所、勤務先を予め把握しておくことです。そして、請求にあたっては弁護士を通じて書面で請求することが、より高額の慰謝料をスピーディに獲得するために効果的です。弁護士を通じて請求することで、相手に民事裁判まで起こす意思があることを伝えることができ、その後の交渉を有利に行うことができるからです。

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ステップ3 相手との慰謝料請求交渉

慰謝料請求を相手に通知した後、浮気相手が自分自身か弁護士を立てて、慰謝料支払の意向について回答してくるのが一般的です。あなたの弁護士が窓口となって、相手方が支払う慰謝料の金額、支払方法について交渉を重ねて合意を目指すことになります。

この際、慰謝料請求の交渉に強い弁護士をきちんと選ぶことが、高額の慰謝料支払とスピーディな解決にとって重要となります。

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ステップ4 慰謝料の金額・支払方法を合意できれば示談書を締結・支払

相手方が支払う慰謝料の金額、支払方法(一括払いか分割払いか)についてこちらと浮気相手が合意できた場合には、示談書を締結することになります。このとき、きちんと支払を確保するために公正証書の形で示談書を作成することが可能です。もっとも、公正証書まで作成すべきかどうかはケースバイケースですので、弁護士と打ち合わせて進めることが重要です。

なお、浮気によって離婚を決意した場合には、浮気した夫に対しても慰謝料を請求するのが通常であり、浮気相手から支払を受ける金額の調整が必要です。離婚せずに浮気相手に請求する場合には、浮気相手から夫への求償権の取扱についても示談書で明記しておく必要があります。これらは専門的な判断が必要になるので、弁護士に任せることで万全の解決ができます。

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ステップ5 交渉がまとまらなければ民事裁判の提起

交渉がまとまらなかった場合には、民事裁判を起こして浮気相手に慰謝料を請求することになります。もっとも、裁判は公開されるため浮気相手にとってもデメリットが大きく、時間的・費用的負担があるため、裁判を望まないのが一般的です。したがって、示談で解決するケースが多いのですが、それでも浮気相手と合意できない場合には、民事裁判を起こして慰謝料の有無・金額について裁判所に判断を求めることになります。

最初から弁護士に依頼している場合には、慰謝料請求の証拠の集め方から実際の請求、交渉、そして交渉が決裂した場合の民事裁判まで一括して任せることができることになります。

重要な点は、浮気、不倫の慰謝料請求に強い弁護士に相談、依頼することです。

民事裁判を起こした場合でも、裁判中に和解で解決することがあり、和解とならない場合には裁判官によって判決が下されることになります。

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ステップ6 示談/裁判で決まった慰謝料の支払を受けることで解決

示談、裁判で慰謝料の金額が決まった場合、相手から決まった慰謝料の支払を受けることで解決します。慰謝料の金額が決まったにもかかわらず、相手が支払ってこない場合には、強制執行といって相手の給料・預貯金を差し押さえることになります。弁護士に依頼していれば、強制執行まで任せることができるので安心です。

 

解決までの時間

なお、解決までの時間は示談で終わるのか、裁判を起こして判決まで受けるのか、ケースバイケースですが示談の場合は1か月~3か月、裁判まで起こした場合は半年~1年の時間がかかるのが一般的です。

もっとも、弁護士によって事件へ取り組むスピードが全く異なりますので、慰謝料請求の相談、依頼を考えている方は、スピーディで経験豊富な弁護士を選ぶべきです。

当事務所は、慰謝料請求に強い女性弁護士が慰謝料の法律相談に応じており、スピーディかつ高額の慰謝料獲得に豊富な経験を有しています。慰謝料請求をしたい方は、当事務所の法律相談をご利用ください。

 

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